風吹です。
今日はまとめサイトやアンテナサイト運営のための予備知識として、RSSとは何かを
説明したいと思います。

 

RSSとは何か?

rssoptimize

 

RSSとは、正式には複数の語源(規格)があり、

  • really simple syndication(リアリーシンプルシンディケイション)(RSS 2.0)
  • Rich Site Summary(リッチサイトサマリー)(RSS 0.91)
  • RDF site summary(アールディエフサイトサマリー)(RSS 0.9、RSS 1.0)

 

と言い、簡単に言うとブログやニュースサイトなどのWEBサイトの記事や見出し、記事内容の要約をまとめてくれる技術になります。

 

こういったことはどこのサイトでも書かれていることだと思いますが、これだけでは初心者の方にはよくわからないと思いますので、RSSの全体イメージを掴んで頂くためにも、RSSを配信する側と、購読する側の立場になって説明していきます。

 

FEEDとは?

まず始めに、FEEDとか、RSSフィードなんて言葉をよく耳にすると思いますが、
サイトの更新情報を公開するためのフォーマットとしてRSSの他にも色々な形式がありますが、代表的なフォーマットとして馴染みがあるのが、 RSSAtom になります。

 

つまり、WEBサイトを公開するための仕組みがFEEDで、その中の公開するフォーマットとして、存在する種類のうちのひとつがRSSやATOMということになります。
これらを図にしてみるとこうなります。

rss03

 

正式にはこんな感じですが、一般的に使われる用語としては、RSSとかRSSフィードなどと言った場合、これら全てを含むサイトの更新情報を公開するためのフォーマットのことを言います。

RSSを配信する側

RSSを配信するのは、ブログやニュースサイトのようなWEBサイト側になります。
立場的に言うと、WEBサイトの管理者と言うことになります。

RSSを配信するとは?

RSSを配信すると言うのは、言ってみれば自分のサイトの更新情報を公開すると言う意味です。
WordPressの場合には、ATOMやRSS2.0など複数のフォーマットに対応していています。
あまりぴんと来ないと思いますので、実際に僕のこのサイトのフィードURLを紹介しますので
見てみてください。

 

 

これがこのサイトのフィードURLです。
どちらも見た目には同じですが、ソースを見ると少し違います。
これがフォーマットの違いと言うことになります。

 

WordPressは複数のフィードに対応していますが、実際に自分のサイトでフィードを配信したいと思ったら、上記のどちらかを用意し、公開されている状態、つまり、誰にでも閲覧できるようにしてあれば、「このサイトはフィードを配信しています」と言うことができます。

 

配信するRSSの内容について

配信する内容は、サイト管理者が決めることが出来ます。
僕のサイトの場合、RSSに関しては、賢威のデフォルト状態で配信していますので、
記事タイトル、更新日時、記事の抜粋を公開しています。

 

rss04

 

基本的には、皆さんこんな感じで公開されていると思いますが、アンテナサイトやまとめサイトなんかの場合だと、記事タイトル、更新日時、アイキャッチ画像のみだったりもします。

 

よく勘違いされている方を見かけますが、
「RSSで記事全文を公開し、表示件数もたくさん表示させればSEOに強い」と言わんばかりに、
表示件数を50件とかにして、記事の内容を全文公開されている方がいますが、これはハッキリ言ってSEOには何の意味もありません。

 

それどころか、スパマーにRSSを自動巡回で取得され、ミラーサイトを作られるのがオチです。

 

RSSで配信する記事内容は、簡潔に、それでいて何が書かれているかわかりやすいものにすることをお薦めします。

 

RSSフィードはPing送信機能と連動して使う

ブログなどについている機能で、Ping送信と言うものがあります。
記事を更新したときに、主要ポータルサイトに自分のブログが更新されたことを通知する機能です。Ping送信についてはこちらに詳しく書いていますので興味のある方はどうぞ。

Ping送信とは?

 

で、このPing送信のときに通知するのが、サイト名、更新した記事のフィードURLだったり
します。

 

サイト管理者はフィードを公開することによってこのようにPingと連携させたり、
いろいろな手段を使って自分のサイトの更新情報をWEB全体に通知していくことができます。

 

RSSを購読する側

今度はこの配信されたRSSを購読する側の立場になって考えてみます。

 

ここまで説明してきたように、サイト管理者は、自分のサイトの更新情報を公開するために
フィードを配信します。では、購読する側には何のメリットがあるのか。

 

そもそもRSSフィードとは、お気に入りの延長みたいなものです。
みなさん、ブラウザのお気に入りの機能は使っていると思いますが、
お気に入りって、意外と不便なんですよね。

 

例えば、よく見るサイトやブログが10個あるとします。
このお気に入りを見に行く場合、いちいち10サイト全部お気に入りからアクセスしますよね?
しかしアクセスしてみたら何も変わっていない、更新されていない。次のサイトもアクセスし、
更新されていない。これを10回繰り返し、結局どれも更新されていない、なんてこともあります。

 

しかしこの面倒な手間を省くことが出来るのがフィードを使った方法で、
知っている方もいるかもしれませんが、RSSリーダーというものがあります。

 

RSSリーダーは元々、パソコンにイントールするソフトで、今でははてななどのように、
WEB上で扱えるものもあります。

 

このRSSリーダーは、自分のお気に入りのサイトで配信されているフィードのURLを登録しておくことで、いつでも自分のソフトなどで更新情報の一覧を表示することができます。

常に登録したサイト全ての最新情報が一覧に表示されていますので、
更新があったらそのタイトルをクリックしてサイトに訪問して記事を読む。更新がなければ何もしない。というように、無駄なアクセスをしなくて済むようになります

 

実際にはこのRSSリーダーを使っている人はネットユーザー全体で見ると少数かもしれませんが、RSSとかフィードとかの本来の目的や利用方法はこのようにして使うためにあります。

 

RSSフィードの新しい利用方法

このRSSフィードを利用して一般公開するサイトを構築したものが最近よく耳にするアンテナサイトというやつです。アンテナサイトは、RSSリーダーとほとんど同じ動作をします。ただひとつ違うのは、「RSSリーダーは自分専用のお気に入りとして使用する」に対し、アンテナサイトは、「一般公開するためにサイトとして構築する」という点だけです。

 

これからまとめサイトやアンテナサイトをやってみたいなんて考えている方のための予備知識として記事にしてみましたが、参考になりましたでしょうか。

 

 

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